がん
doi.org 【背景】末梢知覚神経毒性は、オキサリプラチン療法において頻繁にみられる有害事象である。カルシウム/マグネシウム(Ca/Mg)注がしばしば予防薬として用いられるが、最近の第Ⅲ相試験において神経毒性に関する予防効果は立証できなかった。このこと…
DOI: 10.1016/j.jamcollsurg.2015.03.004www.ncbi.nlm.nih.gov 【目的】大建中湯は腸管運動亢進作用による消化管症状改善が期待され広く用いられてきた。本試験は胃全摘術後のイレウス発症予防と術後消化管機能障害に対する大建中湯の有効性と安全性を評価す…
doi.org 【目的】漢方薬である半夏瀉心湯は、プロスタグランジンE2産生を抑制し、シクロオキシゲナーゼ活性に影響を与え、化学療法誘発口腔粘膜炎(COM)を軽減させる。我々は、半夏瀉心湯の結腸直腸がん患者のCOM発症および軽減に対する効果を検討するため…
doi.org 【目的】この探索的試験は、大建中湯が結腸癌のために結腸切除術を受けている患者の胃腸機能の回復を促進するかどうかを決定するために実施された。 【方法】2009年1月から2011年6月までに日本の51の臨床試験施設の1つで結腸切除術を受けた合計386名…
doi.org 【目的】多施設第III相試験により、肝切除後の消化管疾患に対する大建中湯の効果を評価した。(UMIN登録番号 No.000003103) 【方法】日本の26施設で肝切除を行った、計231例を試験に登録した。患者は、手術の日を除いた手術前3日目より術後10日目ま…
doi.org 【背景】半夏瀉心湯はプロスタグランジンE2の値を減少して、シクロオキシゲナーゼ活性に影響し、化学療法による口内炎を緩和する。我々は、半夏瀉心湯が胃癌患者の化学療法による口内炎を予防し、コントロールするかどうか調べるため、無作為化比較…
doi.org 【目的】オキサリプラチン誘発性末梢神経毒性(OPN)は頻繁に発生し潜在的に重度だが、この臨床的ニーズの高い治療で成功しているものはない。標準的なFOLFOXレジメンで治療された進行または再発結腸直腸癌患者のOPNの予防において、漢方薬の牛車腎…
DOI: http://dx.doi.org/10.1007/s10388-017-0601-9link.springer.com 【目的】大建中湯は日本で広く使用されている漢方薬であり、腸管運動、腸管血流および抗炎症作用が知られている。本無作為化比較試験では、食道切除後の食道癌患者に対する大建中湯の有…
dx.doi.org 六君子湯はグレリン分泌を刺激し、化学療法で誘発した悪心・嘔吐(CINV)を改善させる可能性が示唆される。本研究は肺癌患者のCINVに対する六君子湯の有効性並びに安全性を検討した。肺がん患者を対象に、2つの独立した前向き無作為化第II相並行…
DOI: 10.1111/cas.13397www.ncbi.nlm.nih.gov この無作為化第II相試験は、去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)を対象に個別化ペプチドワクチン(PPV)と漢方薬の補中益気湯および桂枝茯苓丸を併用した免疫学的有効性を検討した。CRPCを伴う患者70例をPPV+漢方薬併用…
dx.doi.org 本研究は消化管や肺悪性腫瘍手術待機患者の術後せん妄予防および/または治療に対する抑肝散の有効性及び安全性を評価したランダム化第II相試験である。本研究は消化管または肺悪性腫瘍の手術を受けた70歳以上の患者を登録した。登録患者186例を1…
DOI: 10.3802/jgo.2017.28.e44 ejgo.org 【目的】六君子湯は、日本において広く食欲不振や機能性胃腸症治療に用いられる漢方薬で、シスプラチン誘発性摂食低下回復効果が報告されている。 我々は、シスプラチン療法施行患者の化学療法誘発性嘔気・嘔吐(CINV…
dx.doi.org 本研究の目的は、化学療法後の食欲不振に対する漢方薬の一つである六君子湯の効果を検討することにある。2011年から2014年に、カルボプラチン(CBDCA)あるいはシスプラチン(CDDP)を含む化学療法、または非白金製剤による化学療法を受けた切除…
DOI: http://dx.doi.org/10.1007/s11605-014-2730-ylink.springer.com 【目的】この研究の目的は、胃癌術後の腸管機能障害に対する、広く用いられている漢方薬である大建中湯の有効性を評価することである。 【方法】胃全摘術を予定している胃がん患者は、手…
www.ncbi.nlm.nih.gov 【背景および目的】腹腔鏡下大腸切除術後においてしばしば麻痺性イレウスが発生する。我々は、漢方薬である大腸切除術を施行された大腸癌患者における大建中湯の小腸運動改善作用を検討した。 【方法】岩手医科大学病院において2010年1…
dx.doi.org 【背景】牛車腎気丸は種々の神経症状の治療に用いられている。我々は、乳がん患者で、ドセタキセルが関係する神経毒性に対する、牛車腎気丸とメコバラミン(B12)の有効性を調べた。 【方法】60例の乳がん患者にドセタキセルを投与した。33例(牛…
dx.doi.org 癌に対するパクリタキセル/カルボプラチン療法(TC療法)は神経毒性を示し、対処困難な末梢神経障害を高頻度でおこす。本研究では、TC療法による末梢神経障害に対する牛車腎気丸の効果を評価した。本研究に組み入れた対象は、TC療法を実施し末梢…
DOI: 10.1007/s10147-010-0183-1 link.springer.com 【背景】オキサリプラチンは現在、進行性または切除不能な結腸直腸癌の標準治療と考えられているが、その主な用量制限毒性は感覚神経障害である。 OPTIMOX(ストップアンドゴー)アプローチは合理的な戦略…
dx.doi.org 【目的】ドセタキセル/5-FU/シスプラチン療法(DFP療法)は、有用な進行性食道癌治療である。しかし、化学療法による吐き気や嘔吐のような有害作用により化学療法の継続がしばしば難しくなる。そこで、我々は六君子湯の化学療法による吐き気や嘔…
doi.org 【背景】本研究の目的はヒトにおいて、グレリン分泌およびシスプラチンによる食欲低下に対する六君子湯の効果を評価することである。 【方法】本研究は交差法で行われ、10名の切除不能もしくは再発性の胃がん患者を無作為に2群に分けた。A群(5例)…
DOI: http://dx.doi.org/10.1177/1534735410383170 www.ncbi.nlm.nih.gov 【目的】補中益気湯は中国、日本、韓国の伝統医学において幅広く使用されている植物製剤である。本研究の目的は、癌関連疲労に対する補中益気湯の有効性の検討である。 【方法】癌関…
DOI: 10.1007/s00268-008-9854-8 link.springer.com 【背景】胃癌には遠位胃切除術(DG)と幽門温存胃切除術(PPG)が採用されており、術後の生活の質に関してはPPGがDGより優れていると報告されている。しかしながら、これらの手術を受けた一部の患者は依然…
DOI: 10.1111/j.1872-034X.2008.00453.x www.ncbi.nlm.nih.gov 【目的】胆管癌による胆管閉塞患者の肝臓に対する茵蔯蒿湯の胆汁分泌促進効果を調査すること。 【方法】胆管ドレナージとその後の大肝切除術を受ける予定であった27名の胆管癌患者を無作為に術…
DOI: 10.1016/j.amjsurg.2006.01.022 www.sciencedirect.com 【目的】胃手術後は消化管運動を阻害し、術後の消化器症状および生活の質の低下(QOL)をもたらす。本研究の目的は、術後患者に対する大建中湯の腸管運動性およびQOLに及ぼす影響を検討した。 【…
doi.org 【目的】β-グルクロニダーゼ阻害剤であるバイカリンを含有する半夏瀉心湯は、イリノテカン(CPT-11)によって誘発された下痢を緩和する。我々は半夏瀉心湯の併用治療によるCPT-11誘発性下痢の予防及び抑制を検討する無作為化比較試験を行った。 【方…
dx.doi.org イリノテカン塩酸塩水和物(CPT-11)は、様々な悪性腫瘍の治療に広く使用されている。半夏瀉心湯は、CPT-11に伴う下痢の予防と管理に効果があると報告されている。しかしCPT-11により化学療法の忍容性に対する半夏瀉心湯の効果は、完全には検討さ…
dx.doi.org DPC入院患者データベースを用いて、288名の傾向スコアがマッチした直腸癌術後の初期のイレウス患者かつロングチューブで減圧をしていて、大建中湯を服用していた者、服用していなかった者を選択し、後ろ向きに検討を行った。ロングチューブ減圧の…
doi.org ここでは、大建中湯が、結腸直腸摘除術を受けた患者の術後炎症反応を抑制するかどうかを分析した。大建中湯は、日本で最も頻繁に処方される漢方薬の1つである。大建中湯は、腸障害に対して様々な有益な効果を有することが報告されている。最近、大建…
www.ncbi.nlm.nih.gov 【目的】膵頭十二指腸切除術(PD)後患者に対する大建中湯の周術期投与により麻痺性イレウスが減少するかどうかに関しては報告がなかった 【方法】10年8月から2011年8月の間に和歌山医科大学病院においてPD手術施行予定の連続した45例…
www.ncbi.nlm.nih.gov 【背景/目的】我々は、漢方薬である大建中湯の結腸直腸癌術後における臨床効果について解析した。 【方法】結腸直腸癌手術施行患者122例を、大建中湯投与群(n=53)と大建中湯非投与群(n=69)に分け、両群間の術後経過と抗炎症反応の…