Exodus of Kampo

漢方薬の代替医療からの脱出

副作用

腸間膜静脈硬化症を伴う大腸黒皮症

DOI: 10.1016/j.cgh.2022.03.043 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 抄録はありません Impact Factor: 12.6

漢方薬(防風通聖散)による薬剤性膀胱炎

DOI: 10.1016/j.eucr.2021.101644 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 漢方薬の一つである防風通聖散は、肥満症やメタボリックシンドロームで注目されている。今回われわれは、70歳女性における8年間の防風通聖散使用によるアレルギー性膀胱炎を報告する。症例は3ヵ月…

腸間膜静脈硬化症患者が使用した山梔子の総投与量

doi.org 【背景】腸間膜静脈硬化症(MP)は腸間膜静脈の線維性変化や石灰化を特徴とする疾患である。近年、漢方薬の使用に関連したMPの症例報告が増加している。その原因として山梔子の長期摂取が疑われている。しかし、山梔子使用者の多くは本疾患を発症し…

漢方専門外来における未診断腸間膜静脈硬化症の臨床的検索

doi.org 【目的】腸間膜静脈硬化症(mesenteric phlebosclerosis:MP)は腸間膜静脈の石灰化を特徴とする疾患で、慢性腸間膜虚血を引き起こす。近年、山梔子の長期摂取が原因として注目されている。通常、進行した重症のMP症例のみが報告される。しかし、わ…

抑肝散投与後に低カリウム血症を呈した精神科患者の特徴: 後ろ向き研究

DOI: 10.1002/pcn5.76 【目的】抑肝散は、認知症などの行動・心理症状の治療薬として精神科で使用されている漢方薬である。しかし、この薬に含まれるグリチルリチン酸が偽アルドステロン症や低カリウム血症を引き起こすことがある。我々は、抑肝散による低カ…

大黄を含む漢方薬への曝露と主要な先天性奇形との間に関連はない: 日本のデータベース研究

doi.org 大黄を含む漢方薬は、妊娠中の便秘に処方されているが、妊婦への使用に関する詳細な安全性情報は不足している。本研究の目的は、妊娠初期における大黄を含む漢方薬の処方と新生児の先天性奇形との関連を明らかにすることであった。日本の大規模な健…

日本の医薬品副作用データベース(JADER)を用いた防風通聖散による薬剤性肝障害の分析

doi.org 防風通聖散は日本の伝統的な漢方薬である。近年、生活習慣病の治療に有効であることが報告されており、その使用が増えている。しかし、防風通聖散の投与による副作用は一般的であり、薬物誘発性肝障害が最も頻繁に報告される合併症である。本研究で…

山梔子を含む漢方薬の経口摂取に関連する腸間膜静脈硬化症

DOI: 10.1007/s12328-021-01490-8link.springer.com 加味逍遙散を13年間服用していた50代の女性の腸間膜静脈硬化症(MP)の症例を報告する。経口投与開始から13年後の結腸内視鏡所見は非特異的であり、血管透過性の低下と粘膜の発赤を伴っていた。病変の範囲…

抑肝散製剤に関連した低カリウム血症に対する急性腎障害の影響:後ろ向き観察研究

doi.org 急性腎障害と低カリウム血症の時間経過は未解明のままである。抑肝散製剤を使用した患者において、腎機能の変化が低カリウム血症および急性腎障害の臨床的予測因子に影響を与えるかどうかを調査した。抑肝散製剤を始めた成人患者からの遡及的観察コ…

抑肝散使用による偽アルドステロン症の危険因子:日本の医薬品副作用報告データベース(JADER)を使用した分析

doi.org 抑肝散は、認知症周辺症状やせん妄の改善が期待されるため、高齢者に一般的に使用されている漢方方剤である。しかし、その使用による副作用は高齢者で頻繁に報告されている。特に、抑肝散に含まれる甘草による偽アルドステロン症は、高血圧、低カリ…

ヒトにおけるグリチルリチン代謝物の同定および甘草誘発偽アルドステロン症の潜在的なバイオマーカーの同定:多施設横断研究

doi.org 甘草[主成分、グリチルリチン(GL)]は、食品甘味料や漢方薬として広く使用されている。時折、甘草の摂取は、ミネラルコルチコイド受容体の活動亢進により、浮腫、低カリウム血症、および高血圧を引き起こす副作用として偽アルドステロン症を引き…

漢方薬誘発間質性肺炎の発生率:大学病院の和漢診療科での10年間の後ろ向き研究

DOI: 10.1002/tkm2.1211 www.semanticscholar.org 【目的】現在、漢方薬と呼ばれる日本の伝統薬は、日本の国民医療制度に統合されている。日本では、間質性肺炎は、一部の医療用漢方製剤の添付文書に記載される薬物有害事象として説明されている。また、間質…