Exodus of Kampo

漢方薬の代替医療からの脱出

加味逍遙散

晩発性性腺機能低下症患者における漢方薬の臨床効果について

DOI: 10.3109/13685530903536684 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 【はじめに】女性の更年期障害の諸症状を緩和するために、ホルモン補充療法に加えて、非ホルモン療法、特に漢方薬が使用されてきた。今回、男性の晩発性性腺機能低下症(LOH)に対する漢方薬の有効…

山梔子を含む漢方薬の経口摂取に関連する腸間膜静脈硬化症

DOI: 10.1007/s12328-021-01490-8link.springer.com 加味逍遙散を13年間服用していた50代の女性の腸間膜静脈硬化症(MP)の症例を報告する。経口投与開始から13年後の結腸内視鏡所見は非特異的であり、血管透過性の低下と粘膜の発赤を伴っていた。病変の範囲…

加味逍遙散の更年期症状への効果を調査するための多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照試験:KOSMOS研究

doi.org 【目的】多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照試験であるKOSMOS研究では、更年期障害の治療における加味逍遙散の効果と安全性を調査した。 【方法】更年期障害のある日本人女性は、4週間の導入期間中にプラセボを投与され、その後、日本人女性の…

加味逍遥散の更年期症状に対する効果:無作為化プラセボ対照二重盲検臨床試験

doi.org 【目的】日本では漢方薬が、特に更年期医学の分野で広く使用されている。ただし、根拠に基づく効果を示した研究はほとんどない。この研究は、無作為化プラセボ対照二重盲検臨床試験により、更年期症状に対する加味逍遥散の効果を確認することを目的…

婦人科悪性腫瘍治療後の更年期症状に対する漢方薬治療の効果

doi.org 婦人科悪性腫瘍の治療による卵巣機能の喪失は、エストロゲンの劇的な減少をもたらし、身体的および精神的症状を引き起こす。本研究の目的は、婦人科悪性腫瘍患者の更年期症状に対する漢方薬の加味帰脾湯および加味逍遙散の効果を評価することである…

精神症状を有する中年女性における循環血中サイトカイン濃度の選択的セロトニン再取り込み阻害剤および漢方薬による変化

DOI: 10.1016/j.maturitas.2008.12.007 www.sciencedirect.com 【目的】本研究は精神的症状を有する中年女性における選択的セロトニン再取り込み阻害剤パロキセチンと加味逍遙散の血清サイトカイン濃度に及ぼす影響を比較検討した。 【方法】不安や軽度うつ…

ホットフラッシュを呈する女性における血中サイトカインレベルに対する漢方薬の効果

DOI: 10.1097/gme.0b013e3181e5063c pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 桂枝茯苓丸、加味逍遙散の血中サイトカインに対する効果について、ホットフラッシュを呈する女性で検討した。7例の閉経前、51例の閉経期、45例の自然閉経後、17例の外科的閉経後の女性でホットフ…

更年期障害の患者に対する黄連解毒湯の臨床効果:加味逍遙散レスポンダーにおける症状との比較

doi.org 黄連解毒湯は血の道症を適応としているが、近年更年期障害に対する使用が少ないと思われる。今回、更年期障害症例40症例に対する漢方治療成績を調査したところ、改善38例、不変1例、判定不能1例であった。有効漢方薬としては黄連解毒湯11例と加味逍…

更年期うつ病患者における加味逍遥散投与による血清中腫瘍壊死因子(TNF-α)の変化

DOI: 10.1142/S0192415X04002259 www.ncbi.nlm.nih.gov 更年期症状を予防または治療するために、漢方薬が広く使用されている。更年期女性の気分障害に関与する可能性のある腫瘍壊死因子(TNF)-αの潜在的関与を調査し、免疫機能と漢方薬の有効性との関係を明…

加味逍遥散は更年期うつ病女性における血漿中インターロイキン-6(IL-6)と可溶性IL-6受容体濃度を低下する

ci.nii.ac.jp 我々は、加味逍遙散による更年期症状と血漿インターロイキン6(IL-6)、可溶性IL-6受容体(sIL-6R)濃度の改善について、抗うつ薬と比較して評価した。閉経期の症状を訴える100例を2群に振り分け(証を基に選ばれた48例を加味逍遥散群、52例を…

ホルモン補充療法に抵抗性がある更年期障害で精神症状を強く訴える患者に対する加味逍遙散の有効性

DOI: 10.1111/j.1447-0756.2012.01936.x www.ncbi.nlm.nih.gov 【目的】更年期障害に対するホルモン補充療法(HRT)は、ホットフラッシュ、発汗のような血管運動症状に有効だが、不安、抑うつ、興奮のような精神症状には有効ではない。このような症例では、…

月経前症候群に対する漢方治療:指尖容積脈波二次微分波を用いて定量化した加味逍遙散の効果

DOI: 10.1111/j.1447-0756.2007.00531.x www.ncbi.nlm.nih.gov 【目的】月経前症候群(PMS)は40-80%の女性に影響を及ぼす。漢方薬はPMSに頻繁に処方されているので、加味逍遙散の有効性を、まず、血管年齢(VA)を評価する指尖容積脈波二次微分波(SDPTG)…

月経前不快気分障害に対する加味逍遙散の有効性:非盲検予備的研究

DOI: 10.1111/j.1440-1819.2007.01649.x www.ncbi.nlm.nih.gov 本論文の目的は、月経前不快気分障害(PMDD)の外来患者に対する加味逍遙散の効果を検討することであった。PMDDを有する30例を6回の月経周期にわたり加味逍遙散で治療した。19例(63.3%)は、…

抗精神病薬によるパーキンソニズムの振戦に対する加味逍遥散(TJ-24)の有効性

DOI: 10.1046/j.1440-1819.2000.00756.x www.ncbi.nlm.nih.gov 本研究の目的は、抗精神病薬によるパーキンソニズムによる振戦に対する加味逍遥散の有効性を評価することであった。加味逍遥散は、漢方薬としてパーキンソン病やけいれんに効果があることが知ら…

3種の漢方製剤の効果:睡眠障害を有する閉経前後の日本人女性に対する当帰芍薬散(TJ-23)、加味逍遥散(TJ-24)、桂枝茯苓丸(TJ-25)の効果について

doi.org 【目的】睡眠障害を有する閉経前後の女性に対する漢方薬の効果を評価すること。 【方法】1995年から2009年の間に東京医科歯科大学更年期障害クリニックで健康・栄養教育プログラムを受けた閉経前後の女性1,523名の記録のうち、中等度から重度の睡眠…