Exodus of Kampo

漢方薬の代替医療からの脱出

合計2,778例の経験を持つ日本の大規模センター10か所における肝門部領域胆管癌の術前管理プロトコール調査

DOI: 10.1002/jhbp.668

www.ncbi.nlm.nih.gov

【背景】日本では、肝門部領域胆管癌PHC)の術前の管理戦略は過去10年にわたって進化してきた。手術死亡率は5%未満に大幅に減少した。

【方法】症例数に基づいて、10施設にアンケートを送信した。アンケートは、(1)術前胆道ドレナージ、(2)胆汁置換、(3)シンバイオティクスの役割、(4)残存肝容積の増強、(5)残存肝機能の予測、(6)イメージング、(7)栄養、および(8)茵蒿湯の役割に基づいている。

【結果】症例数の中央値は、226例(範囲105-889)だった。8施設が内視鏡的鼻胆道ドレナージを優先し、2施設が胆道ドレナージのための内視鏡的胆道ステント留置を選択した。胆道ドレナージの2~3日以内に9施設が胆汁置換を行った。4施設は術前にシンバイオティクスを使用した。門脈塞栓術(PVE)が行われる将来の残肝量および血清総ビリルビンのカットオフ値の中央値は、<40%および<4mg/dlである。PVEと手術の間隔の中央値は3~4週間。残存肝機能を予測するために、インドシアニングリーンの保持(n=8)とクリアランス率(n=2)が主に使用された。5施設は茵陳蒿湯を使用して肝機能を改善した。9施設は、手術計画としてマルチ検出器コンピューター断層撮影と直接胆道造影を使用した。

【結論】PHCの適切な術前管理により、外科的罹患率と死亡率を減らすことができる。このアンケートは、PHCの周術期の結果を改善するための推奨事項を提供できる。

Impact Factor: 2.353